ビオチン
「日本人の食事摂取基準」より、部分抜粋して掲載しています。
ビオチンの食事摂取基準(μg/日)
男性 |
女性 |
|
年齢 |
目安量 |
目安量 |
1〜 2(歳) |
20 |
20 |
3〜 5(歳) |
25 |
25 |
6〜 7(歳) |
30 |
30 |
8〜 9(歳) |
35 |
35 |
10〜 11(歳) |
40 |
40 |
12〜 14(歳) |
50 |
50 |
15〜 17(歳) |
50 |
50 |
18〜 29(歳) |
50 |
50 |
30〜 49(歳) |
50 |
50 |
50〜 69(歳) |
50 |
50 |
70以上(歳) |
50 |
50 |
妊婦(付加量) |
+2 |
|
授乳婦 (付加量) |
+5 |
ビオチンとは
ビオチン(biotin)は水に溶けやすい水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB7とも呼ばれています。ビオチンはエネルギーの代謝を助け、皮膚や粘膜の健康維持に役立つなど、人間が健康に過ごすためには欠かせない栄養素です。ビオチンが不足すると湿疹などの皮膚炎、結膜炎、舌炎、知覚過敏や脱毛、白髪の増加を起こすことがあります。そのほか無気力、疲労感、憂うつ、蒼白、吐き気、運動失調、筋肉痛、けいれん、緊張低下などが見られます。一方、過剰に摂取しても体内で必要な分しか利用されず、残りは尿などと一緒に体外に排出されるので、過剰症の心配はありません。
ビオチンが多い食べ物
ビオチンを多く含んでいる食べ物には、以下のものがあります。
・イワシ
・とうもろこし
・ピーナッツ
・きな粉
・レバー
・かつお節
・あさり
・あおのり(素干)
・焼きのり
・糸引き納豆
・大豆(ゆで)
・豆味噌
・卵黄